胃腺腫

胃腫腺の治療

本項目では、胃ポリープというカテゴリーの中でも胃腺腫という病変の治療について詳しく解説したいと思います。大腸の腺腫の場合は癌と関係があるということで、発見されればちいさいものでもポリテクトミーなどによる切除が奨められていますが、胃の腺腫の場合には2cm以下ならば経過観察、2cm以上ならば切除と一般的に考えられています。

ある報告によると、腺腫における高危険群の特徴像として、発赤像を主体とするもの、大きさが2cmを超えるもの、ポリープ型や胃炎類似型に相当するもの、病変内に陥没成分を伴うものを挙げており、そしてこのような病変に対しては、癌の合併あるいは病変全体が癌の場合を考慮して経過観察すべきであると報告されています。

問題なのは、多くの報告で指摘されている、他部位に胃がんが合併する場合になります。腺腫症例の約30%に癌の合併がみられるといわれており、その場合腺腫そのものに対する治療上の問題よりも、臨床的には癌の治療が重要になります。

なお、腺腫に合併する胃がんには早期胃がんが多いという報告もあります。内科的な治療法を簡単に述べていくと、一回の食事量を少なくし、できるだけ頻回摂取するようになります。また、食後には安静を保つように心がけられます。さらに胆汁の分泌を促進する脂肪の摂取を制限するが、他方、高カロリー食、高たんぱく食を投与して、栄養障害に陥らないように注意されます。総合消化酵素を投与される場合もあります。